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鉄筋の「間隔」「あき」寸法って何?2つの違いや必要性について解説

こんにちは!愛知県岡崎市に拠点を置き、鉄筋工事や土木工事を行っております、有限会社杉浦鉄筋工業です。
突然ですが、あなたは鉄筋の「間隔」や「あき」についてご存じですか?
「間隔」や「あき」は、鉄筋工の基礎知識ともいえるもので、鉄筋工事に携わるなら必ず知っておくべきことです。
そこで今回は、鉄筋工を目指したいと考えている方のために、鉄筋の「間隔」や「あき」について詳しく解説いたします。

鉄筋の間隔とは?


鉄筋工事
鉄筋の間隔とは、隣り合う鉄筋の中心同士の距離をいいます。
「ピッチ」とも呼ばれています。
例えば図面に「ピッチ=@200」と表記されていれば、鉄筋の中心から中心までの距離は200mm空けなければいけないという意味になります。
鉄筋の間隔寸法の最小値は「鉄筋径数の1.5倍+最外径」「粗骨材最大寸法の1.25倍+最外径」「25mm+最外径」のうち、最も大きい値になります。

鉄筋のあきとは?

鉄筋のあきとは、隣り合う鉄筋の表面から表面までの最小距離をいいます。
鉄筋のあき寸法の最小値は「鉄筋経数の1.5倍」「粗骨材最大寸法の1.25倍」「25mm」のうち、最も大きい値になります。
間隔が「鉄筋の中心同士の距離」を指すのに対し、あきは「鉄筋の表面同士の距離」を指すという点が2つの大きな違いです。

鉄筋の「間隔」や「あき」はどうして必要?

鉄筋に間隔やあきが必要な理由は2つあります。
まず1つ目は、コンクリート内に空洞をつくらないためです。
鉄筋の間隔やあきが不足すると、鉄筋同士の間に骨材が詰まってしまいます。
骨材が詰まるとコンクリートの充填が不十分になり、コンクリート内に穴ができてしまう可能性があるのです。
2つ目は、接着力を得るためです。
鉄筋コンクリートでできた建物は、鉄筋とコンクリートが適切に付着することで引張力と圧縮力を負担し合う構造となっています。
しかし、間隔やあきが確保されていないと、鉄筋周辺にコンクリートがまわらないため適切に付着できません。
鉄筋とコンクリート、それぞれの特性を生かしてしっかり付着させるために間隔やあきが必要なのです。

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